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以前、小濱輝行さんに戴いた「木材に強くなる本」の中に
年輪年代学の記載があり、興味があったので、 京大のシンポジウム「年輪からわかること」に参加しました。 年輪年代学は、時代を特定できている年輪の広狭年輪パターン(標準パターン)と 発掘材など年代の特定が必要な材の年輪パターンを重ね合わせて 年代を特定する学問で、考古学や歴史などで利用価値は多くあります。 標準パターンは年輪の歴史年表のようなものです。 簡単に言ってしまいましたが、 標準パターンの作成は百分の1ミリ単位で、 一年毎の年輪幅を計測する作業によります。 それも何千年、勿論「多くの木からの年輪の繋ぎ合わせ」によるものです。 時間と集中力・・・大変な作業です。 杉、桧については、 紀元前後2000年の標準パターンは正に出来上がっているそうです。 講師の光谷拓実さんは28年間年輪と向き合っておられます。 年輪幅の変化はいろんな内部因子、外部因子からなるので 年輪から読み解かれることは多く、 年輪年代学の他に年輪気候学、年輪生態学・・・ いろいろな学問に繋がっているとの話もありました。 同時に国立歴史民族博物館の今村教授のC14から年代特定する話がありました。 古民家など囲炉裏で燻された梁はC14では年代がくるうので柱を使うなど 興味のある話が聞けました。 年輪年代学とC14からの年代特定は相互補完の関係だそうです。
by woodmanda
| 2008-02-12 23:51
| 木材
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