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「瓦」は、仏教の伝来と共に大陸から伝わり、1400年以上の歴史がある。 当初は、平瓦と呼ばれる雨水を受けて流す谷瓦と、その平瓦間をふさぐ素丸瓦 と呼ばれる山瓦の組み合わせで葺かれていた。「行基葺き」と呼ばれるタイプの瓦で、 ヨーロッパの屋根に見られるスパニッシュ瓦のように山瓦を重ねた形状だった。 日本最初の瓦葺きの寺は飛鳥寺で、現在、元興寺(奈良市)に1200年から 1300年前の行基瓦が残っている。行基葺きは本瓦葺きの原型である。 行基葺きも、瓦の上に次の瓦をかぶせる瓦の厚みが見える葺き方で、 ズレ易いことと、どうも形が好まれなかったようで徐々にすたれた。 その後、山瓦がズレないように改良されたものが「本瓦葺き」で、 これは、水上(瓦の上部)・水下(瓦の下部)が同じ寸法で、端部に接合部分がある。 下から見れば重ねた丸瓦が一本の筒のように見える。 「行基葺き」の確認のために、昼から元興寺に出かけた。相変わらず寒い日だった。 写真(上)の左半分は本瓦葺きで、右は行基葺きの古い瓦で違いがよくわかる。 サンピエトロ寺院のスパニッシュ瓦屋根ですが、行基葺きと共通しています。 にほんプログ村すまいランキングに参加しています。 クリックお願いします ♪♪
by woodmanda
| 2012-02-12 19:10
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